開業医をリタイアするときに、お金はどれだけ貯めておけばよいのでしょうか?
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
当社では3ヶ月に一度、クライアントのドクター数名で情報交換会を行っています。
先日の7月31日は14回目の情報交換会でした。
回数を重ねるごとに、本音の情報交換ができる貴重な場になっています。
毎回、参加者全員が現状を報告しあったり、課題の解決策をアドバイスしあったりしています。
先回参加していただいたドクターは全員50歳代で、自ずと現在の医業経営のことばかりではなく、いつまでクリニックを経営するのか、医療法人をどうすれば良いのか、リタイアした後はどうするのかという話になってきます。
その中で、
「65歳でリタイアしたいが、いくらお金を貯めておけばよいのでしょうか?」
という質問をいただきました。
参加者から色々なご意見をいただきましたが、結論として
「まず、現在家庭で毎月いくらお金を使っているのかを明らかにすることから始めましょう。」
ということになりました。
家庭によって毎月必要なお金の額は違います。
その金額によって、貯めるお金の額も違ってきます。
その金額は以下の計算式で概算することができます。
毎月必要なお金 × 12ヶ月 × (想定生存年齢−65歳)− 年金などの収入
そして、その金額を貯めることが困難なようでしたら、毎月使うお金を減らす、働く期間を延ばすなどの工夫をする必要が出てきます。
65歳で完全にリタイアすることは良いのだろうか?
いきなり全く働かなくなると心身に悪影響が出てくるのではないか?
という意見も出ました。
高齢になっても医師資格があれば今とは違った様々な働き方をすることも可能な時代です。
それができるのも元気な体と心があってこそです。
何事も健康第一ですね。