そもそも役員退職金は意味があるのか?①
役員退職金の最大のメリットは一般の所得との税率の差です。
退職所得金額は以下のように計算されます。
退職所得金額=(退職金支給額-退職所得控除)×1/2
退職所得控除 20年以下 勤続年数×40万円(最低80万円)
20年超 800万円+70万円×(勤続年数-20年)
支給金額から退職所得控除をして、さらに半分の評価になるのです。
この金額に分離課税されます。
こう考えると個人所得の最高税率50%の半分未満の税率になることがわかります。
相当の金額でも20%そこそこの税率ですね。
この差は大変大きいものです。
ご自分がいくら退職金をもらうのか想定して、試算をしてみられると面白いですね。