お金を残すための3つのポイント
診療を継続していくためにはお金が必要です。
また、第二の人生を幸せに過ごすためにもお金が必要です。
少しでも効率よくお金を貯めていきたいですね。
個人の開院では節税の方法は限られてきますが、医療法人を設立すると対策の幅も拡がります。
医療法人を設立した時にお金を残すための3つのポイント
①医療法人と個人の税率の差を活用する
②所得の分散をする
③税金と上手なつきあいをする
個人の最高税率(所得税・住民税)は50%です。
医療法人の税率は(保険診療、概算)
利益 800万円までは 約20%
利益 800万円超 約35%
個人の最高税率 50% と 法人の税率 20%、35%の差を上手に活用すると法人にお金が残りますね。
このお金を将来の医業のために活用しましょう。
医療法人の理事報酬のバランスをとることも大事です。
理事長の報酬額は過大ではないか?
理事(配偶者)の報酬額は過少ではないか?
他の理事の報酬額は適切か?
をチェックしましょう。
実態に応じて、バランスをとることにより、全体の税金を減らことも可能です。
また、
役員退職金の活用はできているか?
役員退職金の積み立て方法は適切か?
ムダな保険に入りすぎていないか?
支払った税金をリカバリーする努力はしているか?
などもチェックしましょう。
これらのことをチェックして工夫をすることで、全体としてお金が残る体制を築くことができるのです。
注意することは、一つのことに囚われてしまい、部分の最適のみを求めないこと。
目的や目標を明確にして、全体最適になるような対策をうつことが重要です。
*税率は概要です。詳細は税理士さんにご確認ください。