【今日の質問】医療法人の理事長です。現住所からクリニックに近いところに家を購入し転居したいと思います。現在住んでいる家を賃貸したいと思いますが、問題はあるでしょうか? 【答え】はコチラ⇒
こんにちは。
ドクターよろず相談人の近藤隆二です。
今日のご質問は医療法人の理事長先生からいただきました。
クリニックの診療が忙しくなり通勤が困難になってきたので、クリニックの近くに家を購入したいと思います。
現在の住居はまだローンが残っているので、賃貸したいと思います。
何か問題はあるでしょうか?
というご質問です。
【答え】
賃貸されることには問題はありません。
現在の住居を賃貸する方法、売却する方法などを比較して、安全・有利と思われる方法を選択しましょう。
新居を購入する時にローンを組む予定ですが、現在の住宅ローンとほぼ同じ支払額になります。
現在の住居を賃貸すると、現在のローン返済月額とほぼ同額の賃貸料になるようです。
よって、現在よりも出費が増えない見込みになり、新居を購入されることを決められました。
注意点としては、現在の住居を賃貸した場合の賃貸料は理事長の所得になり、課税される可能性があること、将来にわたって賃貸が継続されるのか?賃貸料は下がらないのか?などが考えられます。
賃貸収入から減価償却費や金利などどれぐらいの経費が引かれ、課税された後に手取り額がいくらぐらいになるのかを計算してみましょう。
手取り額で現在のローンを支払うことが可能であれば安心ですね。
また、賃貸契約が長期にわたって継続できるのか、賃貸料が下がる可能性などにも注意しましょう。
賃貸保証をしてもらうことも考えられますが、途中で条件が変わるケースもあるようですので保証内容を十分確認するようにしましょう。
現在の住居を売却することも選択肢になるでしょう。
どれぐらいの価格で売れるのか、売却後の手残り額はいくらぐらいなのか、それでローンが返済できるのかなどを検討してみましょう。
不動産はその場所によって将来の価値が大きく変わってきます。
場所柄などをみて、現在の住居の将来的な価値が上がるのか、下がるのかを考えることが選択肢を考える上で重要です。
*このケースは理事長先生個人が住居を購入。所有されます。