素晴らしい仕事をしていても自分では気づいていないことが多い
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
クリニックの先生やスタッフが素晴らしい仕事をしているのに、自分ではそれに気づいていないことが多いようです。
先日その典型的な事例に出会いました。
クリニックに併設して小規模の通所介護をしている医療法人があります。
その介護施設のスタッフと話をした時に、現在の課題を教えてもらいました。
「通所している方々をお世話していると、介護度がどんどん軽くなって来てくれなくなるんです。そうなると介護報酬が下がるので困りますね。」
私は驚きました。
今まで介護施設に通ってもせいぜい現状維持が精一杯で、回復することはないんだろうなと思っていたからです。
こんな施設なら、自分の親にも通ってもらいたいと思いました。
こんなに素晴らしい施設なのに、スタッフはそれが問題だと感じていたのです。
この事実をきちんと地域の方々にお伝えすることができれば、卒業する方がいても新たな方がどんどん来ていただけるに違いありません。
これは大変もったいないことだと思います。
こんなことが起こってしまう原因は、自分の良いところは自分ではよくわからないということです。
そして、自分の良いところをよくわかっているのは自分に日々接してくれる方々です。
自分の良いところを知るために、時々患者さんにインタビューをしてみましょう。
自院(院長、スタッフなど)の良いところは何かをじっくりと聞いてみましょう。
そして、いただいた声をわかりやすく地域の方々にきちんと伝えていきましょう。
そうすることで、自院の良いところにマッチした患者さんが来ていただきやすくなっていくのだと思います。
自院の良いところを知るための方法について動画でお話ししています。
詳しくは以下をご覧ください。