クリニックは個人商店のようなものだから、経営会議は要らないでしょう?
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
今年のお正月、皆様はどのように過ごされましたでしょうか。
私は久しぶりに故郷の今治に帰省しました。
子供達が小さいとき以来ですので、本当に久しぶりの故郷でのお正月でした。
今回の帰省の目的は母校今治西高校の還暦を祝う同窓会に参加することです。
久しぶりに会う同級生と楽しい時間を過ごしましたが、同級生の中に何人か医師になった者もいました。
その中の一人、ある公立病院副院長のOくんと話をする機会がありました。
副院長とはいえ自分の診療科目の医師は彼一人で、
「一人で患者さんを診なければならないので大変だ〜」
と嘆いていました。
そんなOくんに私の仕事の話をすると、
「クリニックは個人商店のようなものなので、定期的に経営会議なんかしなくていいんでしょう?」
という言葉が返ってきました。
これが医療に携わる方々の一般的な認識かもしれませんが、個人商店でも定期的な経営会議は必要です。
定期的に現状を確認したり、課題について話し合ったり、不安を取り除いたりすることは大変重要なことです。
これを怠ると、経営の状況や課題が何なのかよくわからなくなったり、不安やストレスが蓄積して経営者の心や体が不健全になったりするからです。
掃除を例にとるとわかりやすですね。
掃除も少し乱れた時に行えばすぐに綺麗になりますが、ゴミ屋敷になってからしようとしても手のつけようがありません。
組織もこれと同じだと思います。
少し乱れた時に手を打てば簡単に解決できる問題が、放っておくと重症化して致命的な問題になっしまったりするのです。
なので定期的に会議を開いて、問題などを早め早めに取り除いていくことが必要なのです。
会議と言っても堅苦しいものでなくても結構です。
定期的に経営チームのメンバーやスタッフが集まって、話し合える場というイメージで捉えてください。
是非そんな場を充実していただき、さらに良いクリニックづくりに向かっていただければと思います。