クリニック経営になくてはならないもの、それは・・・
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
私は幾つかのビジネスに関するメールマガジンを読んでいます。
もちろん、自分のビジネスに役立てることが目的ですが、これがクライアントのクリニック経営にも役立つことが多いのです。
クリニックの経営も、
「相手に価値を与えて対価を得る」
という観点では他のビジネスと同だからですね。
先日、その中のあるメルマガで面白い記事を読みました。
そのメルマガは、
あなたはハンバーガー屋を始めるとします。その地域には競合店が何軒もあり激しい競争がありますが、一つだけ欲しいものがあるとしたら、それは何ですか?
という問いから始まっていました。
この質問は、世界で最高のセールスライターと言われたゲーリー・ハルバートという人が、セミナーで参加者に問いかけたものですが、、、
参加者の答えはバラバラでした...
“隠し味に使う秘密のソースが欲しい”
“最高のハンバーガーを作るために、最高の牛肉が必要だ”
“最高の立地条件があればいい”
ゲーリーは参加者に意見を聞いた後、こう言いました。
『OK。あんたたちにその条件を全部くれてやろう。全部の有利な条件をあんた達にやった所で、オレはたった1つだけ欲しいものがある。それさえあれば、オレはあんた達全員を打ち負かす事ができるぜ。』
一体何と答えたと思いますか?
『オレがたった1つだけ欲しいもの、、、それは・・・・・』
『腹を空かした群衆だよ!』
このメルマガを読んだ時、なんだか肩透かしを受けたような気がしましたが、よく考えてみるとその通りだなと思いました。
どんなに美味しいハンバーガーでも、食べたい人がいなければなんの意味もないからです。
そして、このことはクリニックの経営にも通じる部分があるのではないかと感じたのです。
どんなに腕の良い先生でも、その先生が診療してあげるべき患者さんがいないと受診する人はいないからです。
そして、さらに感じたのは、ハンバーガーショップとは違って、クリニックで何を売っているかは外部の人にはよくわからないということです。
具体的にいうと、どのようなことで困っていればどのクリニックを受診すれば良いのか、
どんな症状があれば、どのクリニックを受診すれば良いのか、
が、よくわからないのです。
健康問題で困っている人に症状に関する情報や次にどうすれば良いのかをわかりやすく伝えてあげるとどうでしょう。
患者さんはこのクリニックを受診すれば良いのだということがわかり、来院されるのではないでしょうか。
クリニックの経営では「腹を空かした群衆」は必要ではありませんが、
「健康のことで困っている群衆」に、これからどうすれば良いのかを教えてあげることで適切な行動をとっていただくことができるのです。
そのためには、患者さんに自院のことをわかりやすく、きめ細やかに伝え続けなければなりません。
そのための方法を動画でお話ししていますので、ご覧ください。
様々な手段で自院のメッセージを伝え続けましょう
今回紹介させていただいたハンバーガー屋の内容は以下に詳しく書かれています。
(この内容をお勧めするものではありません。)