クリニックの経営をビジネスの視点で考えてみる
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
私はクリニックの経営は「ビジネス」だと考えています。
「ビジネス」というと「お金儲け」というイメージがあり、医療はお金儲けではないという方がおられるかもしれません。
しかし、ここで申し上げるビジネスとは単なるお金儲けではなく、以下のようなものだと考えてください。
『ビジネスとは、相手に「価値」を与えて「対価」を得ること。』
ここで重要なことは、まず相手に「価値」を与えるということ。
そして、その「価値」は自分が考える価値ではなく相手が感じるものであるということです。
自分視点ではなく、相手視点の価値だということです。
また、ここでいう「対価」はお金のみではなく、目に見えない価値もあるということを忘れてはいけません。
クリニックの場合、対価というとまず診療報酬が頭に浮かびますが、その他にも患者さんからの感謝の言葉や笑顔、口コミや紹介、継続して受診いただけることなども対価と言えるでしょう。
では、患者さんの求める価値とはどのようなものでしょうか。
それはズバリ、「健康になること」です。
この価値を感じていただくには受診していただく必要がありますが、ではどうすれば受診していただけるのでしょうか。
それは患者さんが感じている不安やストレスを解消し、健康を回復できるという希望が持てる情報を提供することです。
その情報に触れた患者さんは自分に有益な情報を教えてくれるクリニックを受診する確率は高いと思います。
そして、期待通りの成果が出ると「価値」を感じていただけ「対価」をいただけるのです。
ここで注意しなければならないことは、期待はずれだと患者さんは「マイナスの価値」を感じ、二度と受診しない、悪い口コミなどの「マイナスの対価」をいただくことになります。
これではクリニックの経営を継続することは困難です。
くれぐれも自院の現状に沿った情報を提供することが大事で、嘘や誇大な情報を提供することは慎まなくてはなりません。
そして、患者さんに「価値」を感じていただけるためにはクリニッというチームが良い状態であり続けるよう努めなければなりません。
あなたのクリニックではどのような情報をどのような方法で患者さんに伝え続けていますか?
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