医療法人の本院、分院で経営会議はしていますか?
こんにちは。
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
医療法人で本院の他に分院を開設していることがあります。
このようなケースでは表面上はともかく、内部では様々な問題を抱えていることが多いですね。
最悪の場合、理事長と分院の院長先生の間で争いがおこり、裁判沙汰になることもあります。
最大の原因は理事長と分院長のコミュニケーション不足です。
分院長になるときの勤務条件が明確になっていない、口約束が守られない、経営状況が思わしくなく分院長の人件費が負担になっている、自分の力で患者さんが増えているのに報酬が少ない・・・
等々、お互いに不満に思うことが沢山あるようです。
ところが、直接会って、これらのことについて話し合うことはほとんどありません。
これでは不満がどんどんたまってしまい、どこかで爆発してしまいますね。
月に一度以上は経営幹部会議を開き、理事長と分院長の間で現状を明らかにし、お互いの考え、想いを共有する場を持つ必要があると思います。
そのあとに食事を一緒にしながらざっくばらんに話せるとさらにいいですね。
月に一度も経営会議をしていない会社はまずないと思います。
していなければ経営がうまくいかないからです。
これは医療機関でも同じです。
というより、日々診療をされていて、なかなかコミュニケーションの時間をとることができない医療機関にとってはさらに重要なことではないでしょうか?