クリニックでパートドクターを採用しても、診療人数が増えない
こんにちは。
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
クリニックの患者さんが増えて、院長先生一人では診察をすることが困難になってきた。
こんな時に、パートドクターを採用することが多いですね。
週のうち何日かは院長先生とパートドクター二人体制で診療をするとします。
しかし、パートドクターの診療人数が増えず、人件費だけ増えて、利益を圧迫してしまった・・・
こんなケースがよくあります。
理由は様々ですが、院長先生とパートドクターの役割分担ができていないことが大きな原因の一つです。
院長先生はクリニックの看板です。
経営者ですので、診療や患者さんに対する対応の真剣さもパートドクターよりあるでしょう。
ですので、自ずと院長先生の人気が高くなってきます。
そんな時に、患者さんに
「院長とパートドクターと、どちらに診て欲しいですか?」
と聞けば、当然院長先生に診て欲しい人が多いに決まっていますね。
ですので、クリニックの方でコントロールをする必要があります。
例えば、慢性疾患の患者さんが多いクリニックで、初診時の診断と治療方針の決定が重要で、方針が決まればその後はどのドクターでも同じ効果が出しやすい場合など。
初診の患者さんは院長先生が診察して、再診時はパートドクターが診察するなどの方針を決めます。
そして、パートドクター、スタッフはもちろん、初診時に患者さんにもそのように伝えるようにします。
これだけでも、患者さんの分散は可能ではないでしょうか。
そして、クリニックとしては新患さんに来ていただく対策を打って、全体で患者さんの数を増やす。
その他にもいろいろと対策は考えられると思います。
自分のクリニックではどのような工夫ができるのか、じっくりと考えてみましょう。