クリニックが決算書を作る目的は何でしょうか?
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
多くの開業医の方々のご相談をお受けしてきた中でわかってきたことがあります。
それは院長先生はクリニック経営の現状を把握できていない方が多いということです。
現状と言っても様々な分野があります。
【患者さんのこと】
どんな患者さんがどんな理由で自院を受診していただいているのか、
どのようなきっかけで受診していただいているのか、
自院のどこが良いと評価していただいてるのか、
などを客観的に時系列に把握しているクリニックはあまりありません。
【チームのこと】
スタッフが前向きに明るく働ける環境が整っているのか、
どのような業務に改善するべき点があるのか、
さらに良い環境のクリニックにするために何をすればよいのか、
などをしっかり把握して改善し続けているクリニックはあまりありません。
【お金のこと】
売上、経費、利益はいくらなのか、
その結果、いくらお金が手元に残るのか、
今後、お金はどのように推移していくのか、
などをトレンドで把握しているクリニックはあまりありません。
これらはどれも大変重要なことですが、現状をよく把握せずに相談をいただいても何が課題でどうすれば良いのかよくわからないことが大変多いのです。
そのため、まず現状を明らかにすることからお手伝いをさせていただくことがよくあります。。
医療の世界に例えれば、診察や検査をして体の状態を明らかにしたのち、最も重要な部分から改善していくというイメージでしょうか。
患者さんやチームのことは日々目にすることができますので、なんとなくわかることがあるのですが、お金のことについてはほとんどの方が現状を把握できていません。
税理士さんから決算書の説明を受けても、よく理解できないまま何年も過ごしているという方がほとんどなのです。
これは大変危険なことです。
お金はクリニックが生きていくための血液のようなものです。
これが無くなると経営が継続出来なくなり、倒産してしまいます。
こんな重要なことを把握していないと不安やストレスがたまり、診療や経営にも悪影響を及ぼしかねません。
ぜひクリニックの経営者として、重要ポイントは押さえ、理解し、課題を見つけ、改善の行動に結びつけられるよう決算書の活用をしてください。
しかし、これを一人で学ぶには様々な障壁があります。
当社ではその障壁を取り除くために、「決算書をよく理解するためのセミナー」を行っております。
参加者2名から開催できますので、ご希望の方は以下から「決算書セミナー開催希望」と書いて送信してください。
クリニックが決算書を作る目的と、経営者が経理処理にどう関わるべきかについて動画でお話ししていますので、ご覧ください。
クリニックが決算書を作る目的を理解していますか?
クリニックの経営者は経理処理にどう関わるべきか?
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