クリニックのマーケティングは蜘蛛の巣型で行う
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
昨日は月に一度の当社の経営ミーティングを行いました。
年初のミーティングですので、今年はどのような事業を行っていくのか、時間をかけてじっくりと考えました。
その中でマーケティングの型についての話が出たのですが、とても面白かったので紹介をさせていただきます。
マーケティングの型を昆虫に例えると、トンボ型、カマキリ型、蜘蛛の巣型などに分類することができます。
トンボ型は飛び回りながら大きな複眼で餌を探し自ら獲りに行く。
カマキリ型は擬態の状態で餌が来るのを静かにじっと待ちながら、目の前に来たものを獲る。
蜘蛛の巣型は網を張り、それにかかった餌をおとなしくさせて静かにいただく。
こんな感じでしょうか。
こう書くと何だか生々しいのですが、確かに人間の世界のマーケティングにもこんな分類が当てはまるように思います。
では、当社の型はどれかというと、蜘蛛の巣型だという結論になりました。
最初は蜘蛛の巣というイメージがあまり良くないので何だか嫌だったのですが・・・
当社では自社のコンセプトである「クリニックの院外経営幹部」の立場でお役立ちするということを、セミナーやHP、ブログ、動画、メールマガジンなどで伝え続けています。
これが網を張るということですね。【認知】
そして、その情報に触れて関心をお持ちいただいた方に、無料相談や継続講座、パッケージコンサルティングなどのサービスをご案内させていただきます。
言葉は悪いですが、これが網にかかったということです。【試用】
人間の世界で言えば、興味・関心を持っていただいたということです。
そのような中で、「クリニックの院外経営幹部」の必要性を感じていただいた方に継続コンサルティング(月に一度の経営会議の開催など)を提供させていただいています。【利用】
蜘蛛の巣型のマーケティングはこのように
【認知】⇨【試用】⇨【利用】という流れでクライアントになっていただくというものです。
念のためにお伝えしますが、当社は蜘蛛のように網にかかった獲物は容赦なく何でもいただくということはいたしません。
あくまでもクライアントとの合意の上で必要な方にコンサルティングをさせていただいていますのでご安心ください。
今年はさらにこの網の目を広く細かくし、さらに多くの方認知していただけるよう活動していこうと考えているうちに、クリニックのマーケティングもまさに蜘蛛の巣型で行われているということに気づきました。
患者さんに【認知】していただき、自分にマッチしそうなクリニックだと思っていただいたら初診で来院していただきます【試用】。
そして、患者さんのイメージ通りで満足していただければ次回以降も来院していただけることになります【利用】。
この流れを上手く作ることで自院にマッチする患者さんに選んでいただき、来院いただくことができるのです。
そして、このマーケティングを行うために最も重要なことは、まず【認知】していただくこと。
ここにこんなクリニックがあるということ、
どんな先生なのか、
どんな治療をしているのか、
どんなスタッフがいてどんな雰囲気なのか、
来院している患者さんは何が良くて受診しているのかなど
種々雑多の患者さんが知りたい、患者さんの役に立つ情報をどんどん伝えることが重要です。
網の目を広げ、細かくするということですね。
幸い現代は無料でそのような情報を伝えることができるツールがたくさんあります。
今年は是非自分にマッチするツールを使ってマーケティングをさらに深めていただければと思います。
患者さんに自院を認知していただき、選んでいただくための仕組みについて動画でお話ししていますのでご覧ください。
「自院が選ばれている理由を明らかにして伝え続ける仕組みを作る」
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