看護師さんが積極的に応募してくるクリニックの条件
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
クリニックを経営する中で、スタッフの確保は最重要テーマの一つです。
近頃は人手不足の影響か、スタッフを募集してもなかなか応募がないこともあるようです。
特に看護師さんの採用は深刻で、募集しても応募がなく、人材紹介会社に高い費用を払って採用するケースも珍しくありません。
このような環境の中、募集をしていないのに看護師さんから多くの応募があるクリニックの事例を紹介させていただきます。
このクリニックは開院して数年経っています。
開院当初から院長先生は自院の診療方針を明確にし、ホームページやブログ、動画などで日々積極的に情報を発信し続けました。
この情報発信は患者さんに向けて行っているものですが、それを看護師さんが見て向こうから応募をしてくるようになったのです。
中には片道2時間以上の通勤時間も厭わず、週一度勤務している看護師さんもいるとのことです。
この看護師さんはこのクリニックで働くことによって自分が学び、キャリアアップができ、将来の目的に近づくことができると考えているのでしょう。
他にも数名の看護師さんが在籍していますが、環境は違いながらも皆さん自分の成長を目指し前向きに働いています。
このクリニックは診療方針や診療内容を明らかにしているとともに、スタッフが将来独立できるレベルまで成長することを目標にしています。
そして、それを日々様々な手段で発信し続けているのです。
それを見て、共感できる方が応募してくるので、クリニックのカラーとマッチしますし、自分の成長のため前向きに積極的に働いてくれるようになるのです。
働く目的の中にはもちろんお金を得るということもありますが、このクリニックを選ぶときにはそれは第一の目的ではないのかもしれません。
これは一つの事例ですが今後のクリニック経営のご参考になりましたら幸いです。
自院の方針・良いところ・具体的な診療内容などを明らかにする
↓
それを患者さんにわかりやすく伝え続ける
↓
自院にマッチする患者さんに来院していただく
これがクリニック経営の基本ですが、これを行うことによってスタッフ採用にも良い影響が出てくるという良い事例だと思います。
このクリニックは何年もこのような活動を継続した結果、最近その効果が出てくるようになりました。
短期的な行動だけではこのような成果は望めないことにもご留意ください。
このテーマについて動画でお話ししていますので、以下で御覧ください。
よいドクターや看護師さんがどんどん来てくれるクリニックとそうでないクリニックの違い