非医師のクリニック経営ってうまくいくのかな?【動画公開のお知らせ】
ドクター総合支援センターの近藤です。
近年、一般社団法人などを活用して、非医師がクリニック経営に参入するケースが増えています。
医療に対する情熱からクリニック運営に取り組む企業もありますが、実際の経営は非常に困難な側面が多く存在します。
主な課題として、経営者と実際に診療を行う医師(院長)との間で目標や考え方のズレが生じ、経営方針がうまく実行されないケースが挙げられます。
また、当初期待されていた医師の診療能力や経営能力が実際とは乖離していると、クリニックの運営が成り立たなくなるリスクもあります。
さらに、そのような場合でも医師に辞められてしまうと困るので、経営者側が厳しく指導することが難しく、患者数が伸びず利益が出ないにも関わらず定額報酬を支払い続けなければならない状況も発生し得ます。
一方で、経営母体に十分な資金力や体力があり、優秀な社員がいて医師やスタッフの採用やマネジメントがしっかりできる、またはブランド力やネームバリューがある場合には、成功する可能性もあります。
さらに、医療に対する強い情熱を持ち、その思いに共感してくれる協力的な医師と連携できれば、経営の成功に近づくと考えられます。
いずれにせよ、医療に真剣に取り組む意志がなければならず、また、経営に関する役割分担や雇用条件を明確に文書化しておくことが重要です。
軽い気持ちで参入するのは危険であり、医療業界特有の多くの課題を十分に理解した上で、慎重に取り組む必要があります。
このような内容の動画をアップしましたので以下でご覧ください。
非医師のクリニック経営ってうまくいくのかな?