医療法人設立シミュレーションとは
私が今まで数多くの開業医のご相談をお受けしてきた限りでは、次のようなケースが大変多く存在します。
具体例の一部
- 個人開業をして多額の税金を支払いながら、医療法人設立の検討をしていない
- 医療法人を設立してもメリットが無いのに言われるまま設立してしまった
- メリットの無いMS法人を設立している
医療法人は良い医療を継続して提供するために国が作った制度です。
そのため、株式会社などと比較すると税制のメリットなどがあり、上手に利用すると医業をスムーズに運営することが可能になります。
しかし、十分検討せずに設立してしまった、長年保留にしていたため、
- 設立するべきでなかったのに設立してしまい、医業経営や家計に支障をきたしている
- 早く設立するべきだったのに個人開設のままにしていたため莫大な無駄な税金を払い続けている
- 効果のないMS法人を設立して、税理士事務所に二箇所の顧問料を払っている
こんな残念な状況が数多く発生しているのです。
医療法人設立シミュレーションでは、医療法人制度をよく理解し、医業経営とライフプランを両面から長期的視野で考え、医療法人を設立すべきかどうか、タイミングはいつが良いのかを判断するお手伝いをさせていただきます。
その結果、良い医療を継続して行い、先生とご家族の幸せの実現ができれば幸いです。
医療法人設立シミュレーションで行うこと
- 1.現在の医業経営状況のヒアリング
- 過去三期分の確定申告書を拝見しながらお話をうかがいます。
- 2.今後の医業経営計画、人生設計や課題・不安のヒアリング
- 社員・理事には誰がなるのか、今後のライフプランを考えると家計でどれだけのお金が必要になるのか、理事報酬はいくら必要なのか、借入金の返済は医療法人に引き継ぐことができるのかなど、詳しくお話をうかがいます。
- 3.医療法人設立シミュレーション
- ヒアリングの内容をもとに具体的な条件でシミュレーションを行います。 個人クリニックを継続した場合と、医療法人を設立した場合の手元に残るお金の比較をしますが、単純な税金の比較のみではなく、社会保険料など必要な条件を考慮に入れます。
- 4.医療法人を設立すべきかどうかの判断
- 現状で医療法人を設立するべきかどうかの判断のお手伝いをします。 また、将来どのような状況になれば設立を検討するかの基準をお伝えします。
- 5.医療法人設立後の留意点・活用方法の提示
- 医療法人を設立した後の留意点・活用方法の方向性についてお伝えします。 社員・理事の構成が将来の相続発生などにより、身内のトラブルの原因にならないようケアします。
医療法人設立シミュレーションの概要
契約期間
3ヶ月(面談3回)
契約金額
150,000円(消費税別、旅費は実費請求)
目的
- 医療法人を設立するべきか否か、タイミングはいつが適切かの判断をする。
- 医療法人を設立した後の活用方法の方向性を明らかにする。
- 医業経営、ライフプランの方向性を明らかにする。
対象
- 個人クリニックを開院していて、医療法人の設立を検討しているドクター
- 医療法人を設立したほうが良いのかどうか判断しかねているドクター