【今日の質問】子供二人が医学部をダブル受験しました。合否はまだ不明ですが、二人とも合格した場合には多額の入学金・授業料が必要になります。現在の資金では不足しますが借り入れはできるのでしょうか? 【答え】はコチラ⇒
こんにちは。
ドクターよろず相談人の近藤隆二です。
先週末は春のような陽気だったのですが、今日は冷たい雨が降っています。
寒暖の差が多い日が続くようです。
お体にはくれぐれもお気を付けください。
今日のご質問は一昨年クリニックを開院された先生からいただきました。
お子様お二人が医学部受験をされました。
合否はまだわかりませんが、お二人が合格されると、多額の入学金・学費が必要になります。
医業経営は順調で、利益も出ているのですが、借入金の返済などがあり、手元資金では入学金・学費を支払うことができそうにありません。
借り入れをしたいのですが、可能でしょうか?
というご質問です。
【答え】
借り入れは可能かと思われます。
状況に応じ、適切な金融機関を選択するようにしましょう。
一般的に教育費を借り入れる場合、日本政策金融公庫の一般教育貸付https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/ippan.htmlを利用されることが多いようです。
ただ、この制度は学生お一人につき300万円という上限や、年間収入(所得)の上限制限があります。
所得によっては制度そのものを利用できないことがあります。
また、300万円の借り入れでは資金が足りないことも考えられます。
そのような場合には民間金融機関の教育ローンを利用することも検討しましょう。
現在、様々なローンが販売されていますので、情報を集めてみましょう。
ただ、こちらも融資額の限度がありますので、複数の金融機関を利用しなければならないかもしれません。
また、現在取引がある銀行などに相談をしてみることも有効です。
担保物件がある場合などは、教育費全額を教育ローンよりも安い金利、長期の返済期間で借りることが可能になるケースもあるようです。
地域によっては開業医専門の金融機関もありますので、相談してみられてはいかがでしょうか。
大事なことは早めに相談、借り入れの手続きをしておくことです。
医学部の合格発表の後、一定期間以内に入学金などを支払う必要があります。
借り入れの手続きには時間がかかりますので、早めの手続きをするようにしましょう。
最近は医師専門のカードサービスなどもあるようです。
1000万円単位の資金であれば即融資が可能なものもあるようです。
ただし、このようなサービスは一般の融資と比べると金利が高めに設定されているようですので、あくまでも一時的な繋ぎ資金であるということに注意しましょう。