クリニックというチームを整えるために自分自身を整える

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

クリニックの経営をする上で、患者さんに認知していただき、受診していただくための方法は比較的イメージしやすいと思います。

しかし、クリニックというチームを良い状態に整えるために何をすれば良いのか、そもそも良い状態とはどのようなものをイメージするのはなかなか難しいです。

そんな時には良いスポーツチームを参考にするとイメージしやすいかもしれません。

どちらも比較的少人数の組織で、限られた人材で最大の成果を出すために何をするべきかを考え、行動し続けなければならないなど、共通点が多いからです。

では、良いスポーツチームとはどのようなものでしょうか。

思いつくままに書いてみます。

・選手が自分のためだけではなく、チームの勝利のために頑張っている。

・監督と選手の間に強い信頼関係が築けている。

・選手同士の信頼関係があり、誰かがミスをしてもそれをカバーしようと全力を尽くす。

・監督は勝利した時には選手のおかげと言い、敗れた時には自分のせいと言う。

・選手は活躍した時には、チームのみんなや監督、ファンの皆様のおかげと言う。

・選手は自分の役割を自覚して、その役割を果たそうと努力している。

・監督は選手の能力や強み、調子などを細やかに把握していて適材適所を常に心がけている。

・監督の考えが選手に浸透していて、選手はその考えを基本に様々な局面で柔軟に対応できる。

etc.

この他にも良いチームの条件はたくさんあると思いますので、皆さんも考えてみてください。

私は良いチームの条件の中でも、良い監督の存在が非常に大きいと思います。

同じチームでも監督が変わると大きく変わることが多いからです。

そして、同じ監督でもその時々の体調や心理状態によってもチームは大きく変わります。

監督は結果が出なければ交代という憂き目に遭うこともありますが、クリニックという組織では、通常監督(院長)交代ということはありません。

そして、同じ監督(院長)で結果を出し続けなければなりません。

そのためには、院長先生は常に自分を心身ともに良い状態に保っておく必要があるのです。

院長先生はスポーツチームに例えると、プレイイング・マネージャーです。

監督をしながら自分自身もプレイする、大変ハードな役割を担っています。

くれぐれもお体にはお気をつけて、上手に今年の猛暑を乗り切っていただければと思います。

「よいスポーツチームを参考に、よいクリニックとは何かを考える」
というテーマでお話をしました。

以下の動画を御覧ください。

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