映画 ディア・ドクター を観ました

「ディア・ドクター」 西川美和 監督 を観ました。

従来の医療をテーマにした映画とは一線を画しているように感じました。

舞台は山間のへき地。

無医村でしたが、そこに 笑福亭鶴瓶 演じる 医師、伊野 が赴任し住民と一体となった医療を行っています。

その診療所に研修医 相馬 が赤いBMWでやってくるところからドラマが始まります。

ベテランの看護師の奮闘、村のお年寄りへの訪問診療、看取り、建設現場での事故と救命治療、そして一人住まいのおばあちゃんのガン発見とその娘(都会の病院の医師)との母親の診療をめぐる対決など・・・

さまざまな場面で様々なテーマを投げかけてくれる映画でした。

その中で笑福亭鶴瓶 演じる医師、伊野の患者さんに対する対応が印象に残りました。

患者さんの気持ちを聞きながら、何が患者さんにとってよいのかを一緒に真剣に考える医療・・・

これを目指していることがひしひしと伝わってきました。

一人暮らしの自宅で毎晩医学書を手に勉強している姿にも頭が下がりました。

医療の専門家ではない自分でも、少しは医療の現場のことが感じられたのではないかと思います。

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