本番共有力を磨く
ご縁があり、セミナーに参加してきました。
講師は鶴岡秀子さん(ザ・レジェンド・ホテルズ&トラスト株式会社 代表取締役CEO)
鶴岡さんはこんな方です。
大学卒業後、大手流通業に入社し1年間の店勤務を経験。その際に、一人で20人分の売上を達成し、同社の経営企画・人事企画に異動となる。
その後、外資系大手コンサルティングファームで、多くの企業のコンサルティングを行う。
2000年2月株式会社サイバーブレインズを立ち上げ2004年9月に役員を退くまでの間、営業・提携・IR・広報をメインに活動を行う。
コンサルティング会社経営を経て、2006年3月より、念願のホテル経営に至る。
このご経歴を見ると、どんなにバリバリの方なんだろう・・・
と思いますが、本当にお人柄のよい、きさくで純粋な方でした。
勉強になることがたくさんありましたが、その中で「本番共有力」という言葉に強くひかれました。
新人時代に人の20倍洋服を売られたのですが、その秘訣が「本番共有力」=接する技術なのです。
鶴岡さんはお客様の本番はあとからやってくると言われます。
販売するほうは売り場が本番ですが、お客様は買われた後にその洋服を着られる時が本番です。お子さまの入学式や卒業式、同窓会のパーティ、家族旅行など洋服を着られたその時のイメージを共有できれば洋服は勝手に売れていったとのこと。
そのためにはまずお客様を好きになること、会話のキャッチボールをすることが大事とのこと。自分を好きになってくれた人を嫌いにはなれないですね。
このお話を聞いて、医療の現場でも同じことがいえるのではないかと感じました。
患者さんにとっての本番は病気が治って楽しく過ごしているとき、と考えることもできるのではないでしょうか。