医業経営に詳しい、眼科経営に詳しい税理士さんを紹介してもらえますか?
眼科クリニックを開設している医療法人の理事長先生からのご依頼です。
今回はもう少しお話を聞かせていただかないと結論が出ませんでした。
医業経営に詳しい税理士さんを紹介してほしいというご要望をいただくことが多くなってきました。
この「医業経営に詳しい」の内容が先生によってずいぶん違うのです。
医療機関の税務処理をしている数が多い、慣れている税理士さんなのか、
医療法や医師法、薬事法などに詳しく、行政手続きなどが得意な税理士さんなのか、
医療機関の収益力を総合的に上げることをサポートできる税理士さんなのか、
まず、先生がどのような税理士さんを望まれているのかを明確にすることが必要ですね。
要望をうかがうと、あれもできて、これもできて、ついでにこれも・・・
と言われることがよくあるのですが、
そのようなスーパーマンのような人は(税理士さんに限らず)まずいらっしゃらないと考えたほうが無難です。
医師の方々を例にとってもよくわかると思います。
経験を積み、多くの症例を診られた分野は詳しくなりますが、そうでない分野は専門の先生に紹介状を書かれますね。
税理士さんも同じで、得意分野とそうではない分野をお持ちです。
ご自分にとって税理士さんに望まれることは何なのか、その中で一番大事なことは何かを考え、それが得意な税理士さんを探されることをお勧めします。
またお願いする業務範囲によって顧問料には大きな違いが出てきます。
フィーリングがあうかどうかも重要なポイントです。
税理士さんにお願いをしたら、できるだけ長くよいお付き合いをしたいですね。
何人かの税理士さんに会われた上で、条件や経歴、経験などをよく聞かれた上で、ご自分に一番あう税理士さんを探すようにしましょう。