ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
定期的にスタッフ全員でミーティングを開いているクリニックがあります。
これはクリニックを経営する上で大変重要で有効なことです。
しかし、ミーティングの場が一方的な伝達や確認の場になっていたり、根本的な課題を見つけて改善する場になっていないことも多いようです。
限られた時間で大勢のスタッフが参加しているので、これは仕方がないことかもしれません。
では、根本的な課題を見つけて現実的な改善をするためにはどうすればいいでしょうか。
様々な方法が考えられますが、時間を決めず、少人数(一人でもOK)で本音で意見を交換できる場を作ることが有効です。
例えば、
診療後に看護師のリーダーと雑談をしている時に日頃気になっていることを聞いてみる。
といったイメージです。
ミーティングをするのはリーダーだけではなく、日々真剣に仕事に取り組んでいて問題意識、改善意識が高いスタッフであれば積極的に行うといいですね。
そのようなスタッフと、考えている課題や問題点について意見交換をすると、何年も仕事を一緒にしているのに知らなかった現状や課題がわかることがあります。
そして、その中には院長先生自身に関わることがあったりします。
いくらよいと思われる改善策でも、現状にマッチしていなければ意味がありません。
まず、自分のことも含め、現状がどうなのかを知ることが重要です。
ここで大事なことは、スタッフが本音で話せる、話したいと思える雰囲気作りです。
話を聞き、受け入れ、こちらからも話す。こんな会話のキャッチボールができる場を沢山作ってみてください。