クリニックの重要な仕事は常勤スタッフのみに任せているのですか?
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
「クリニックの重要な仕事は常勤スタッフにしか任せられない。」
というドクターがいます。
「なぜ、そうなのですか?」
ときいてみると、
「常勤スタッフは責任がある立場だから。重要な仕事を行うべきだから。」
という返事が返ってきました。
これは本当のことでしょうか?
パートスタッフにも責任ある立場で仕事をしてもらう必要はないのでしょうか?
このドクターは一般常識的に常勤スタッフとパートスタッフの間には責任の差があると思っているので、このような判断をしているのだと思います。
しかし、世の中にこのような法律があるわけではありません。
そしてパートスタッフの力をフルに活用して大きな成果を上げているクリニックも数多くあります。
自分のクリニックのルールは自分で決められるので、このような常識に囚われるのはもったいないですね。
現在のパートスタッフの中にも、バリバリと仕事をした経験を持っている人や、素晴らしい能力を持っている人がいるかもしれません。
常勤、パートという基準ではなく、その人の能力や強み、向き・不向きなどで仕事を任せるとさらに大きな成果につながるかもしれません。
実際にパートスタッフのみで素晴らしいクリニック運営をしているクリニックもあります。
常勤スタッフだからリーダーに向いているというわけではないですし、パートスタッフだから重要な仕事ができないというわけではありません。
クリニックには大きな組織のように多くのスタッフがいるわけでも、人員の余裕があるわけでもありません。
なので現在の戦力でいかに成果をあげるのかは重大なテーマです。
現在のスタッフで最大の成果を出すにはどうすれば良いのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。