院長先生とスタッフの距離を近づけてくれるサンキューカード
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
11月23日勤労感謝の日に3ヶ月に一度のクライアントの情報交換会を開催しました。
参加者はは40代前半から60歳までの数名のドクターで、本音の情報交換ができる楽しい場になりました。
今回も様々な話題で盛り上がりましたが、その中でも面白かったのは今年1月に開院したばかりの先生のご報告でした。
クリニックの経営を行う中で、スタッフのマネジメントは最大のテーマの一つです。
そして、これは永遠のテーマだと参加者の皆さんはいつも言われます。
この先生もご多分に漏れずスタッフとの関係性を改善する方法はないものかと考え続けておられました。
特に受付スタッフとはなかなか話をする機会がなく、なんとなく距離を感じていたようです。
そこで、それを改善するために「サンキューカード」を利用されたとのこと。
このカードを導入して、たった二日で大きな成果が出たと先生は喜んでおられました。
「サンキューカード」とは一枚のカードに宛先とコメントを書く欄があり、そこに相手に対する感謝の気持ちを書いて渡すというものです。
この先生がカードを書いてある受付スタッフに渡したところ、表情が明るくなり、やる気が出たようだとのことでした。
特別なことを書いたのではありません。
「いつも患者さんに丁寧に対応してくれてありがとう。」
といったシンプルな内容でした。
スタッフは院長先生に認めてもらいたいと考えています。
そして、日々あまりコミュニケーションをとる機会がないと、自分のことには関心がないのかもしれない・・・
などと感じてしまうのでしょう。
そのような状況を改善する方法がこのサンキューカードなのですね。
これまでスタッフとの距離を縮めたいと考えていてなかなか良い方法が見つからなかった先生は一度試してみられてはいかがでしょうか。
しかし、このカードの運用にはスタッフ全員平等に行うなど、注意点がありますので留意してください。
そして、このカードの運用が成功するためには、それを受け入れることができるクリニックの環境が整えられていることが不可欠だということも忘れないようにしてください。
サンキューカードの詳細については以下で御覧ください。
サンキューカード、サンクスカードを導入するにあたっての進め方