患者さんはクリニックの何を知りたいのでしょうか?
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
昨日、行きつけの美容院で髪をカットしてもらいました。
このお店のマスターはビジネスをよく勉強していて話題が豊富なので、月に一度カットをしてもらいながら色々な話をするのを楽しみにしています。
私が医業経営コンサルティングの仕事をしていることもよく知っていて、今回は医業経営に関する話で場が盛り上がりました。
よく考えてみると、クリニックと美容院は業種こそ違いますがビジネスの形態は似ていますね。
どちらも店(クリニック)を構えていて、お客さん(患者さん)が来るのを待つ形態です。
主な仕事は美容師(医師)が行いますが、その前後はスタッフが担当することが多いですね。
気にいると継続して同じところに通います。
また、どこも同じような手順で仕事(診療)をしていて、外から見ただけではどんなお店(クリニック)かはよくわかりません。
自分にマッチするかどうかは一度行ってみるか、口コミなどで判断をします。
こんな話をしながら、そのマスターはこんなことを言いました。
「病院に行こうと思ってもどこに行ったらいいのかわからないんですよ。ホームページを見ても同じようなことしか書いていないし、先生の立派な経歴を見てもそれは今の自分には関係がないので判断基準にはならないんですよね。」
では、どんなことを知りたいのかと聞いてみると、
「その先生がどんな方なのか、どんな思いや考え方で診療を行っているのかなど、人柄やキャラクターのようなものがわかるといいですね。」
という答えが返ってきました。
これは日々私自身が感じていたことなので、我が意を得たりと嬉しくなってしまいました。
私も以前インターネットでクリニックを探した時に同じ思いをしたことがあったからです。
しかし、ホームページなどの文章だけで自分の人柄やキャラクターを伝えることは大変ハードルが高いです。
また、先生自身も変化成長していますので、その様子などを伝えることもできません。
では、どうすれば良いのでしょうか。
私はホームページを補完するためにブログを書くことをお勧めしています。
書く内容は主に患者さんの役にたつこと。
といっても専門用語を使った難しい医学の内容ではなく、日々の診療の中で感じたことや発見したこと、多くの方に教えてあげると助かるようなことを書くことが大事だと感じています。
その中には先生の人柄やキャラクター、思いや考えていることなどが自ずと入っているでしょう。
そして、そのような情報を一生懸命発信している先生に対して、患者さんもこの先生なら信頼できそうだと思ってくれるのではないでしょうか。
まず、ありのままの自分の姿や考えていることを発信してみてください。
こんな話をしていると、そのマスターも自分も情報発信をしなければ・・・
と考え始めたようです。
ブログを書くことの効用について動画で話していますので、ご覧ください。
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