小説「アキラとあきら」に学ぶ経営の考え方
ドクター総合支援センターの近藤隆二です。
この三連休は久しぶりに仕事のスケジュールがなく、散歩や読書などを堪能しました。
本を二冊読みましたが、
池井戸潤さんの「アキラとあきら」
は医業経営コンサルティングをしている立場として非常に面白く、あっという間に読んでしまいました。
この小説は医療の世界ではなく一般の企業が舞台になっていますが、
「経営」の根本的な考えには業種による違いはないということを再認識しました。
地に足をつけた事業計画の大切さ、
決算書で事実を客観的に把握することの重要性、
信用できる銀行とそうでない銀行の違い、
借入金で多額の設備投資をすることの危険性、
悪徳コンサルタントの存在、
身内による経営の難しさ、
信頼出来る外部サポート役の重要性、
経営者は素直に現実を受け止め変化していく必要があること、
可能性がある限り最後まで諦めない心の姿勢など
日々私自身が仕事をする中で感じていることが詰め込まれた小説でした。
これは経営に携わるどんな方にも役にたつ小説だと思います。
クリニックをすでに経営されている方にも、これから開院を検討されている方にもおすすめです。
700ページの大著ですが、小説としても大変面白いので手にとってみてください。